Kさんの本振袖とIさんの帯で

KさんとIさんは、とても練習熱心です。
そして練習用のお着物や帯も、1セットだけでなく数枚持ち込まれては、いろんな条件を想定して練習されます。
帯であれば硬いモノ・柔らかいモノ・短いモノ・全通柄など、お客様がどんなタイプのものを持ち込まれても対応できるように、いろんなタイプのものを意識して購入して練習されています。

お客様のお着物は、お婆様やお母様のお着物を持ち込まれるお客様もいらっしゃるので、必ずしもお客様の体型に合ったものとは限らないし、ましてやレンタル着物であれば、それこそお客様より大きな着物や小さい着物の時もあるので、着物もサイズの大きいものや小さいものなど購入され、身長のある方に短めの着物でおはしょりを作る研究や、身長のない方に大きな着物の場合の補正加減なども研究されています。

そんなKさんが本日教室に持ち込まれたのが本振袖。
昭和元年の頃のお着物だそうで、大先輩なお着物です！
そしてIさんは、この本振袖にもとても似合いそうな赤の全通帯を持ちこんでいらっしゃいました。

早速、本振袖に結んでみました！
お色直しの振袖で、比翼仕立てのフキ綿入りなので、お引きずりにしています。
全身や、前からも撮れば良かったのですが、立て矢がとても粋に映えて満足してしまい、後ろ姿だけ撮ってすっかり前を撮り忘れてしまいました。

本振袖には、やはり華やかになる立て矢が素敵です♪


hibiki